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離婚シューレ厳選相談回答集

過去の1万人を越えるご相談のなかから、多くの共通した相談事項をピックアップし、まとめ、新たに相談回答を作り上げたものです。創作とは言え、元は事実ですから、出来上がった相談回答集は、リアルにあふれていることでしょう。離婚に直面している方々だけではなく、誰もが人生を考える上で参考になると思います。
離婚シューレ厳選相談回答集4
1.早めに離婚できる方法についての相談 2.子供はどちらに? 3.慰謝料及び生活保障について
4.財産分与、慰謝料、養育費の請求について 5.離婚・別居 6.離婚の条件について



[相談]財産分与、慰謝料、養育費の請求について

夫は、自営で働いており、専従者というかたちで私が事務を担当しています。従業員も一人いて、事務所があります。結婚して13年。8歳の長女と3歳の長男がおります。

上の子が1歳になったころから多忙を理由に事務所に寝泊りし、自宅には1週間
に1〜2回着替えを取りに来て入浴し、数時間だけ滞在しては事務所へと戻る
生活が7年以上続いています。

お金は全部家に入れてくれる(通帳もカードも家計もすべて私が管理)し、休
みの日など家にいるときは子供の面倒見も良かったので、半分母子家庭のよう
な状態でもガマンしてやってきましたが、○○年秋、不倫が発覚。(相手は中
学の同級生、子ども2人、夫あり)好きだから別れられないそうで、1年以上経った今でも平然と続けています。

結婚当初から、私がひとことでも不満を口にすると大声で怒鳴ったり物を投げ
たりと乱暴で怖かったので、なるべく夫を怒らせないように家族全員で気を使
う生活をしていました。感謝の気持ちや、思いやり、ねぎらいなども全くみら
れない冷たいタイプの人で、平気で約束を破ること、子どもを乗せていても平
然と飲酒運転をすること、仕事を一切の免罪符に使い、仕事をしてお金を稼い
でくる自分が一番偉い、仕事のためなら何をしても許される、おまえたちは遊
んでいるだけだ、といった態度すべてがイヤになり、愛人の存在がわかった時
点で私の方から離婚を切り出しました。

離婚をすること、慰謝料や養育費を払うことには夫も同意しましたが、2年半
前に家を購入したばかりで住宅ローンがたくさん残っており、自分は家を出て
行くから、ローンは払いたくないので家を売却すると言って聞きません。実家
があるんだから子どもを連れて戻ればいいと言うだけで、私や長女、私の両親
の意向は無視。全く自分のことだけしか考えていないようです。
下の子は○○の障害があり、新しい環境にはなじみにくくパニックを起こし
ます。集合住宅には住みにくいと思います。

母子家庭の上に障害児を抱えての住宅探しは、困難を極めると想像されるため、家を売却されてしまうと母子3人で、行き場を失ってしまいます。売却すればローンは完済できると思われますが、手元には多くても数百万円程度の現金が残るのみとなり、それをまた財産分与として分けたりすれば、さらに減ることになるでしょう。

その程度のお金が手に入ったとしても、家がなくなってしまうと先行きが本当
に不安です。なんとか夫にローンを払ってもらい、この家に住み続けることは
できないでしょうか?

子供たちが小学生の間だけでも、子育てには最適なこの環境にある家を離れた
くありません。夫に頼んでも、無い袖は振れないの一点張りです。(実際には
年収1000万円ほどの経済力はあります。)夫の身勝手な行為に端を発してこの
ような事態になったにもかかわらず、自分がこの家に居場所がなくなり住めな
くなったのは、おまえが浮気を許さなかったからだ、俺の仕事を理解しなかっ
たからだ、とのこと。子供はかわいいと口では言いますが、子供たちにとって
大切な存在の母親を傷つけ苦しめ、子供の生きる場所をとりあげようとする父
親の行為が、私には理解できません。もはや愛はなく、わずかに残っていた情
すらも日々薄れていきます。

家の名義は80%が夫、20%が私です。慰謝料と財産分与はどのように請求した
ら良いか教えてください。それから、養育費はひとり5万円ずつ払うと夫は申
しておりますが、3歳の長男は障害があり、20歳になっても自立できる見込みは
ありません。おそらく、一般の会社に就職して働く、ということは不可能と思
われます。このような場合でも養育費を請求できるのは20歳までなのでしょう
か?

(回答)

◆なんとか夫にローンを払ってもらい、この家に住み続けることはできないで
しょうか?

「2年半前に家を購入したばかりで住宅ローンがたくさん残っており」という
ことですので、例えば本裁判まで行ったとして、その判決でご主人がローンを
支払い続けるという判決が出ましても、実際に途中でご主人がそのローンを支
払わなくなった場合には、借入先の金融機関はその不動産を差し押さえること
になりましょう。

つまり、法律的にご主人がローンを支払うとなっても、それを最後までご主人
が支払うということを、必ずしも保証するものではありません。
大変難しいところだといえましょう。

また、上記のような心配がありますので、まだお子様が小さいので今すぐにと
いうわけにはいきませんが、奥様自身がフルタイムで働けるようになり、そのローンの支払いを奥様の収入でまかなえるようになりましたら、奥様がそのローンを返済するということになれば、より確実性に富むと考えられます。
ですから、奥様がそのローンの支払いをご自分の収入でまかなえるようになるまでの数年間は、ご主人にローンの支払いを全額してもらうという約束をし、現実にご主人がその数年間ローンの支払いをしてくれれば、その家に奥様とお子様が住み続ける可能性が高くなるかと思われます。
(ご主人が書かれているような方でなければ、もっと様々な方法もあるかと思われますが)(ただし、奥様は下記に、下のお子様の関係で、フルタイムでは働けないかもということでしたが)

不動産そのものは、財産分与の対象ですから、原則としては、半々に分けるこ
とになるかと思われます。
しかし、まだローンが残っている、購入して2年半ということですので、金額
はわかりませんが、奥様が言われる通り、多額のローンが残っていると思
われます。
このような場合には、これまでに返済した元金部分(利息の部分は除きます、
たとえば、これまでの2年半で、元金部分にあたる200万円を返済したとすれば、その200万円を現在の不動産の価値とみなし、その200万円を財産分与の対象とし、それを半々に分け、奥様に100万円ご主人が支払うとすることが割合
に多いようです。

◆おそらく、一般の会社に就職して働く、ということは不可能と思われます。
このような場合でも養育費を請求できるのは20歳までなのでしょうか?

原則としては、20歳、または大学行くことを予想していれば22歳まであるいは
大学を卒業するまで、また18歳で就職をするのであれば18歳まで、ということ
になりましょう。

心情的には、何らかの障害ある子の場合、いわゆる成人したとしても自分で働
くことができないこともあるわけですから、そのような場合、多くは親ができ
る限り面倒を見るということになることが多いかと思います。
また、子に障害がある場合、子が成人した後は、国等の福祉や支援、障害年金
等でできるだけまかなえるようにし、あと足りない部分を親が経済的な面倒を
みるということになるのだと考えられます。

養育費を一人5万円、お子様二人で月10万円を約束の時期まで、本当にご主人
が支払いつづけてくれるのであれば、養育費に関しましては、悪い条件ではあ
りません。
あと、下の障害のあるお子様に対し、ご主人が20歳以後も養育費に当たる金額
を支払うのかどうかは、ご主人の気持ち次第でしょう。

◇ご主人は不貞を認めているのですから、慰謝料はきちんと請求し、確実に支
払ってもらえるようにしたいものです。

※お互いの協議(話し合い)で離婚、あるいは財産分与、慰謝料、養育費が決
まらない場合には、家庭裁判所に離婚の調停を申し立てることになります。

※家裁の家事相談(無料)で、一度、奥様のケースでの調停に関し相談をされるとよいでしょう。

※原則としては、家裁の調停では、奥様一人で十分可能なわけですが、書いてあるような人間であるご主人ですから、奥様の手に余るというような状況が出てきましたら、弁護士に相談だけでもされた方がよいのではないかと思われます。

弁護士に依頼されるとそれなりのお金がかかりますので、裁判になりましたら弁護士に依頼せざるを得ませんが、調停まででしたら、弁護士に相談しながらご自分で最後まで調停されるということの方がよいかもしれません。






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